特定の条件に基づいてデータを集計・セグメント化するには、Workiva プラットフォームにテーブルやスプレッドシートとして保存されているデータに基づいてクエリを作成します。例えば、クエリを作成し、場所ごとの収入や前年比を分析することができます。
クエリを作成する方法は次の通りです。
- ドラッグアンドドロップビルダーで、クエリの条件を定義します。
- 構造化クエリ言語(SQL)の使用に慣れているユーザーは、クエリの定義を構文として作成しましょう。
クエリを作成する際には、クエリの結果に含めるデータのソースと条件を定義します。
- フィールド:クエリ結果に表示する情報を提供します。
- フィルター:特定のアカウント、地域、または期間にフォーカスを置くなど、選択した条件を満たすレコードのみを含めます。
- 計算:複数の列に基づいて値を導き出します(例:列の値の合計や文字列の連結を行う場合など)
- 関係:複数のソースからの関連データを結合させます。
ステップ1:クエリを作成する
クエリを作成するには、何もない状態でゼロから作成を開始するか、既存のクエリに基づいて作成します。
- Wdataホームで、[作成]をクリックし、[クエリ]
- クエリプロパティパネルから、クエリのプロパティを設定します。
- クエリとその意図を識別するために、一意の名前と説明を入力します。
- [制限]に、返却されるレコードの最大数を入力します。
- 重複を避けるなどの目的のために異なる値を持つレコードのみを返却するには、[個別の行のみを表示]を選択します。
- クエリの表示および共同作業を行うことのできるユーザーを指定するには、[権限]をクリックし、各共同作業者のアクセス権限を選択します。
- [保存]をクリックします。
- 必要に応じてクエリの名前と説明を編集します。
- クエリを保存するフォルダを選択し、[クエリを保存]をクリックします。
ステップ2:クエリのソースを選択する
クエリで使用するデータを選択するには、Workiva プラットフォームでアクセス権限を持っているテーブル、クエリ結果、およびスプレッドシートから列を含めます。 ソース左パネルから、ソースの追加をクリックし、クエリに含めるデータを選択します。
クエリに複数のソースが含まれる場合は、[関係]タブで、それらのレコードを結合または組み合わせる方法を定義します。
注: クエリを保存すると、関係が必要 として表示されるソースが自動的に削除されます。これらのソースを保持するために、他のソースとの関係を定義します。
ステップ3:パラメーターを追加する
データをリアルタイムで詳しく分析するなど、クエリの実行時にクエリのフィルターまたは計算の値を定義するには、それらの値のパラメータを追加します。パラメータ パネルから、以下のことができます:
ステップ4:クエリ結果を定義する
クエリの結果は、ドラッグ&ドロップのBuilder 、またはSQL構文に詳しい場合はSQL エディタで定義できます。
ヒント:ビルダーまたはSQLエディターの変更を元に戻し、以前に保存したバージョンのクエリに戻るには、リセット をクリックします。クエリで他のユーザーと共同作業を行っている場合、最後にクエリで保存されたバージョンと、自身が最後に保存したバージョンは同等のものでない可能性があります。
クエリを定義する際には、ドラッグアンドドロップビルダーを使用することをお勧めします。特にSQL構文に関する知識があまりない場合やSQL構文に馴染みがない場合は、この方法が推奨されます。
- クエリ結果に含めるデータを指定するには、[ソース]から目的の列を選択し、[フィールドに追加する]をクリックするか、[フィールド]の下にドラッグします。
- [ソース]パネルを閲覧するには、[すべて展開する]または[すべて折りたたむ]をクリックして、すべての列を表示/非表示に設定することができます。
- 特定のソースまたは列を探すには、[フィルターの表示]をクリックして、名前で検索します。
- クエリのフィールドを追加した後、[フィールドのプロパティ]パネルで、必要に応じてそれぞれのプロパティまたは計算を定義します。
- [フィルター]タブで、フィルターを作成して、特定のアカウントや期間にフォーカスするなど、結果に含めるソースデータの条件を設定します。
ヒント: リアルタイムでデータを細かく分析するなど、クエリを実行するときに条件を選択するには、パラメータ値 をフィルターや計算で使用します。
SQLに精通している場合は、[SQL]および[SQLの編集]をクリックして、エディター内でクエリのSQLステートメントを作成します。
注: SQL構文を保持するために、エディターはデフォルトで読み取り専用で開きます。クエリの複雑さの程度によっては、SQLエディターでの作業開始後に[ビルダー]をクリックした場合、構文を保持できなくなる可能性があります。
すべてのクエリにすべての句が含まれるわけではありませんが、SQLステートメントの各部分は特定の順序で実行されます。
-
FROM
およびJOIN
:クエリ対象のデータのソースを判別します。 -
WHERE
:特定の条件を満たすデータのみを含めます。 -
GROUP BY
:一般的な値に基づいてデータを要約します。 -
HAVING
:特定の条件を満たす集約された行からのデータのみを含めます。 -
SELECT
またはSELECT DISTINCT
:含めるソースデータをさらに詳しく指定します。 -
ORDER BY
:結果においてデータを並べ替える方法を指定します。 -
LIMIT
およびOFFSET
:クエリから含めるレコードの数と量を指定します。
データの整合性を確保するために、SQLエディターはSELECTなどの読み取り専用ステートメントをサポートしていますが、INSERTやDELETEなどの読み取り/書き込みステートメントはサポートしていません。
構文内のソース列を素早く参照するには、[ソース]パネルで列を右クリックし、[クエリに追加]を選択します。
- [ソース]パネルを閲覧するには、[すべて展開する]または[すべて折りたたむ]をクリックして、すべての列を表示/非表示に設定することができます。
- 特定のソースまたは列を探すには、[フィルターの表示]をクリックして、名前で検索します。
注: クエリ結果を特定のレコードにスコープするには、フィルター条件をSQL構文として定義します。クエリ実行時にフィルターの値を設定するには、パラメーターを参照します。
ステップ5:クエリ結果をレイアウトする
デフォルトでは、クエリ結果はソートされておらず、テーブルのようにすべてのフィールドが別々の列として、フラットに表示されます。データを明確にするために、フィールドのデータに基づいてクエリ結果を並べ替えることができます。
ヒント: 結果をさらに要約し、ピボット化するには、行、列、値でクロス集計 としてレイアウトします。
クエリ結果を並べ替えるには、[並べ替え]タブで、並べ替えに使用するフィールドを[ソート済み]へ移動し、昇順または降順のどちらでデータを並べ替えるかを選択します。
クエリ結果をソートするには、ORDER BY field_header ASC
のように、ORDER BY
キーワードを使用します。複数のフィールドに従って並べ替えるには、ORDER BY field_header1 ASC, field_header2 DESC
のように、各フィールドをカンマで区切ります。
ステップ6: 結果を確認して使用する
クエリの結果を表示するには、クエリの実行 をクリックします。クエリにパラメータが含まれている場合は、その値を設定し、クエリの実行をクリックします。
クエリ結果が正しく表示されることを確認したら、Workiva プラットフォーム全体で使用します: