リアルタイムで共同作業を行うには、ドキュメントにアクセスするための権限をすべてのユーザーが持つ必要があります。各権限レベル(オーナー、編集者、または閲覧者)は、ファイルを編集または操作するための一定レベルのアクセス権限をコラボレーターに付与することができます。
権限の概要
ドキュメントのオーナーは、ドキュメントレベルとセクションレベルの両方で権限の設定を行うことができます。セクションレベルの権限はドキュメントレベルで作成された権限を上書きします。また、各ユーザーに割り当てられた権限はグループレベルで割り当てられた権限を上書きします。
デフォルトの権限
ファイルを作成すると、デフォルトでファイルオーナー(Owner)として自動的に割り当てられます。 他のコラボレーターやグループはアクセスできません。ファイル オーナー(Owner)は、これらのグループが持つアクセスレベルを権限(Permission)エディタから変更できます。ファイルの権限を更新する方法を詳しくご覧ください。
コピーされたファイルにおける権限
ドキュメントをコピーすると、新しいドキュメントは元のファイルの権限をそのまま引き継ぎます。ただし、新しいファイルに手作業で権限の変更を設定すると、元の権限は上書きされます。
グループにおける権限
Workspaceにグループが含まれる場合は、権限エディタからグループ全体の権限を設定することができます。グループの権限を設定すると、必要に応じてユーザーをグループに追加したり、グループから削除したりすることができます。ユーザーの権限は、このような設定の変更が行われるたびに更新されます。「グループの使用」の詳細をご覧ください。
特定のグループのメンバーであるユーザーに対し、個別に異なる権限レベルが設定されている場合、そのユーザーは個別に割り当てられた権限レベルを保持することになります。(例:「編集者」として設定されているユーザーが「オーナー」権限を持つグループに属す場合、このユーザーは「編集者」としての権限を引き続き受け取ります。)
同様に、ユーザーが2つのグループにメンバーとして属す場合、そのユーザーは、最も高い権限レベルを持つグループの設定に基づいて権限を受け取ります。
注:明示的な権限を持つグループに属すユーザーの権限をオーナーが手作業で削除した場合、ユーザーはドキュメントにアクセスすることができなくなります。
複数のユーザーとセクションに対し、同時に権限を設定することもできます。詳細な権限設定エディタを使用する際の詳細については、「詳細な権限設定」を参照してください。
以下のテーブルをもとに、各権限を持つユーザーが実行できるアクションの内容を確認してください。
権限レベル
プロパティの変更
オーナー | 編集者 | 閲覧者 | |
ヘッダーとフッターのプロパティの編集 | |||
ドキュメントのプロパティの編集 | |||
詳細な権限設定の編集 | |||
スタイルガイドの編集 |
ドキュメントの編集
オーナー | 編集者 | 閲覧者 | |
コンテンツの追加と編集 | |||
テキストとテーブルの書式を設定 | |||
スタイルの適用 | |||
リンクの作成 | |||
ファイルのロールフォワード | |||
データの並べ替えとフィルタリング | |||
すべてのリンクをパブリッシュ |
添付ファイル
オーナー | 編集者 | 閲覧者 | |
添付ファイルの追加 | |||
添付ファイルを開く | |||
添付ファイルのマークアップ | |||
添付ファイルのダウンロード |
コラボレーション
オーナー | 編集者 | 閲覧者 | |
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コメントを追加する | |||
コメントへの返信 | |||
ブラックラインの作成 | |||
修正記録の表示/非表示の設定 | |||
履歴の閲覧 | |||
ドキュメントの状態の確認 | |||
ファイルのエクスポート | |||
プレゼンターモードの使用(プレゼンテーションのみ) | |||
アウトラインラベルの使用 | |||
修正記録の拒否 | |||
修正記録の承認または拒否 | |||
アウトラインラベルの有効化 | |||
レビュー用に送信する |