Wdataを使用すると、複数のソースからWorkivaプラットフォーム全体を対象に、以下のような形でデータの接続と統合を行うことができます。
- 1
- テーブル 、複数のソースからデータをキュレートする
- 2
- クエリ 、接続されたスプレッドシートやビューで使用するためにデータを探索およびセグメント化する
- 3
- チェーン 、複数のソリューションにおいて、接続型のレポーティングやデータ管理などのプロセスを自動化します。
注意:WdeskからWdataを開くには、左側のパネルから[Wdata]をクリックしてください。
テーブル
テーブルは、スプレッドシートに似た、スケーラブルで操作の簡単なデータベースと考えてください。
テーブルを使用すると、複数のソースからのデータをキュレートすることができます。以下のような例があります:
- アップロードされたファイル
- スプレッドシートのシート
- API統合
目的に応じて、以下を使用することができます。
- ファクトテーブル:トランザクションや総勘定元帳のエントリなど、時間の経過とともに蓄積されるデータ用
- ディメンションテーブル:部門のロールアップや会計年度の経理などを含むリレーショナルデータ用
ワークスペース間でテーブルを共有し、補足的な列またはタグを追加して、バージョンやソースなどのデータセットに関する参照情報またはメタデータを追跡することもできます。
Wdataのホーム画面から、[テーブル]タブ上でテーブルの表示と管理を行えます。
クエリ
データを細かく分割する場合は、WdataテーブルまたはWorkivaスプレッドシートに基づいてクエリを作成します。
構造化照会言語(SQL)に関するユーザーの知識のレベルに応じて、ドラッグアンドドロップのビルダーでクエリを作成するか、SQLエディタでその構文を作成することにより、複数のソースからデータを組み合わせることができます。
クエリを作成すると、次のことが可能になります。
- ソースデータ内の複数の値に計算または連結を適用するための数式を含める。
- フィルターを適用することで、データをセグメント化したり、アカウントや期間などの特定の情報のみに焦点を当てる。
- 複数のソース間にわたり表示されるデータ間のリレーションシップの作成。
- 数値テキストデータを数値またはクエリ内の整数として使用するなど、フィールドのデータタイプを変更 (またはキャスト)。
- 選択したディメンションに基づき、クロス集計として結果を垂直方向および水平方向にレイアウト。
クエリの作成後には、次のことが可能になります。
- 結果をWorkivaスプレッドシートに接続。例えば、接続型のレポーティングの場合はドキュメントやプレゼンテーションへのリンクなど。
- 結果をビュー(図表やピボットテーブルなど)として視覚化または分析し、データをドリルイン。
Wdataのホーム画面から、[クエリ]タブ上でクエリの表示と管理を行えます。
ビュー
クエリ結果の視覚化と分析をスムーズに行うため、テーブルまたは図表としてビューを作成できます。テーブルビューを作成する際には、参照用にフラットテーブルとしてフォーマットしたり、データを要約するピボットビューとしてフォーマットしたりすることができます。
ビュー内の分析を容易にする方法には、次のようなものがあります。
- 特定の要件またはクロスセットの閾値を満たす特定の列またはデータにフォーマットを適用。
- 総計と小計を含めることで、合計を自動的に計算。
- 列をフィルタリングして、特定の条件を満たすデータのみを含める。
Wdataのホーム画面から、[ビュー]タブ上でビューの表示と管理を行えます。
チェーン
Workivaプラットフォームと様々なデータソース全体にわたりデータを接続するために、ワークフローをチェーンとして構築および自動化することができます。
例えば、次のような目的のためにチェーンの作成が可能です。
- 更新されたデータまたはクエリ結果に基づいて、クエリ、スプレッドシート、またはピボットビューを生成。
- データソースから情報を自動的に取得して、別の場所でレポートを定期的に生成。
- 承認ワークフローを設定して有効にし、データの整合性を確保。
注:チェーンとデータソースの相互作用を確立させるため、IT管理者はWorkivaおよび他のソリューションへの接続を作成します。オンプレミスまたはプライベートのクラウドソリューションへの接続に際しては、各データソース内におけるタスクをGroundRunnerが実行する必要があります。
Wdataの[チェーン]から、接続とチェーンの表示と管理を行えます。