様々な値の書式設定オプションを使い、スプレッドシートにおけるデータの表示方法を変更することができます。
値の書式設定を変更する
セルに対し値の書式設定タイプを選択すると、データを入力するたびにその書式が自動的に適用されます。セルはデフォルトでは[自動]に設定されていますが、通貨記号またはカンマ区切り文字を入力すると、書式設定は[会計]に変更されます。
値の書式設定を適用するには、以下の手順に従ってください。
- セルまたはセルのグループを選択します。
- [編集] ツールバーから、[値の書式設定] ドロップダウンをクリックします。
- 選択範囲のセルに適用する値の書式を選択します。
値の書式設定の詳細
[書式設定]パネルから値の書式設定を編集することもできます。
[書式設定]パネルを開くには、以下の手順に従ってください。
- セルを選択します。
- [編集]ツールバーから、[値の書式設定]のドロップダウンをクリックします。
- メニューから[その他の書式設定オプション]を選択して、パネルを開きます。
右パネルから歯車 アイコンをクリックしてこのパネルを開くこともできます。
[書式設定]パネルに含まれる設定は、選択範囲のセルの書式によって異なります。このパネルから通貨や日付の書式設定を変更したり、会計表示の設定やゼロの表示方法を変更したり、接頭辞、接尾辞、およびリーダー(点線)を追加することができます。
注 : 数値、会計、通貨、パーセンテージとして書式設定された値の場合、[書式設定] パネルで [ゼロに代替表示を使用] を選択できます。これにより、ゼロを全角ダッシュ、半角ダッシュ、ハイフン、または空白として表示できます。
カスタムの日付書式を作成する
日付表示オプションに目的の日付書式が表示されない場合は、カスタムの日付書式を設定できます。作成すると、スプレッドシート全体でこれらの新しい書式にアクセスできるようになります。
新しい書式を追加するには、次の手順に従って下さい。
- スプレッドシートでセルを選択し、[書式] パネルを開きます。書式が日付に設定されていることを確認してください。
- [日付オプション] で矢印をクリックして表示設定を表示します。
- メニューの下部の [カスタム日付書式] をクリックします。
- テキストボックスにカスタム書式を入力します。ISOコードのd、m、yを使用して、日、月、年の値を表します。テキストオプションの一覧については表を確認してください。
- チェックマークをクリックして書式を保存します。新しい書式は [表示] ドロップダウンの [カスタム書式] に保存されます。最大5つのカスタム書式を保存できます。
カスタム日付入力ガイド
次のテキスト文字列を使用して、日付の表示方法を管理します。
ISOコード | 説明 | 例 |
m | 一桁の月 | 2 |
mm | 二桁の月 | 02 |
mmm | 月(略称) | 2 |
mmmm | 月(全文) | 2月 |
d | 一桁の日 | 5 |
dd | 二桁の日 | 05 |
ddd | 曜日(略称) | 月 |
dddd | 曜日(全文) | 月曜日 |
yまたはyy | 年(略称) | 08 |
yyyまたはyyyy | 年(全文) | 2008 |
期間の書式設定と表示オプションを使用する
書式設定の詳細の使用法の1つに、期間表示オプションがあります。このオプションでは、より一般的なDecimal型の数値を表示しながら、データ入力にXBRL(PnYnMnD)の適切なISO形式を使用することができます。
例えば、建物の寿命が残り5.7年である場合、ISO形式はP5Y7M12Dとなります。その値を小数を含む数値として表示するには、[期間の表示]オプションを使用します。 XBRLのDecimal型に対する書式設定の詳細については、「期間リンクの書式設定 - ISOコード」を参照してください。
期間の書式設定の表示を変更するには、以下の手順に従ってください。
- セルまたは範囲を選択します。
- [編集]ツールバーから、セルまたは範囲の値の書式が[期間]に設定されていることを確認します。
- 右パネルの歯車 アイコンをクリックして、[書式設定]パネルを開きます。
- [表示]のドロップダウンから、値の表示方法を選択します。セルの値は、選択した期間の書式設定に変更されますが、セルの値はそのまま残されます。
入力値と表示値を使用
[入力値]と[表示値]オプションで、スプレッドシートの数値の精度を調整することもできます。
入力値および表示値の設定を変更するには、以下の手順に従ってください。
- セルまたはセルの範囲をハイライトします。
- [編集]ツールバーから、[入力値]のオプションを選択して入力した値を拡大縮小するか、[表示値]のオプションを選択して値の表示方法を定義します。
注:これらの設定を調整すると、セルの表示値が変更される場合がありますが、入力された値はそのままで変更されることはありません。
また、[Decimal型]のドロップダウンから、表示される小数点以下の桁数を変更することもできます。
列の繰り上げと調整
値を繰り上げるためのベストプラクティスとして、スプレッドシートの調整列を使う方法が挙げられます。調整列を使用すると、セル履歴を使用して監査証跡を増やすことができ、ロールフォワード処理中に調整を容易に削除することができます。
GPBOをClassicから移行する場合は、「GPBOから調整列への移行」を参照してください。
調整列を設定するには、以下の手順に従ってください。
- リンクされたデータの左側に2つの列を挿入します。
- ソースリンク列から最初の列にコンテンツをコピーします。これは通常、「元の値」列としてラベル付けされます。
- 必要とされる調整または繰り上げを2番目の列に入力します。これは通常、「調整値」列としてラベル付けされます。
- ソースリンク列を更新して、元の列と調整列を合計します。これにより、すべてのレポートにリンクする最終調整値が作成されます。