コマンドは、データソースとの接続に基づいてチェーン内で実行されるタスクです。より複雑なチェーンの場合、様々な条件によってトリガーされるコマンドも含まれます。
注:チェーンを追加する前に、組織がデータソースでコマンドを有効にするために必要な接続を設定していることを確認して下さい。
特定のコマンドを、前のコマンドが完了するのを待って1つずつ順番に実行する、同時に並行して実行する、または、単一か複数のコマンドが失敗した場合にチェーンが失敗するように設定するには、コマンドをグループ化します。
チェーンにコマンドを追加する
- チェーンで、実行するコマンドを選択します。
- チェーンに新しいコマンドを追加するには、[利用可能なBizApps]でその接続をクリックし、チェーン内でコマンドを実行する場所にコマンドを移動します。
- 既存のコマンドを複製するには、そのノードを選択し、[コピー] をクリックして、新しいノードをチェーン内の必要な場所に移動させます。
ヒント:コマンドをチェーンの最初のノードとして追加するには、コマンドを[開始]に移動します。
- コマンドをチェーン内の前後のノードにリンクするには、ノードのポート間の線をクリックしてドラッグします。
注:チェーン内のノードの位置を変更するには、そのノードを他のノードからリンク解除した上で、実行する場所に移動します。複数のノードを一度に移動するには、Shift キーを押しながらノードを選択します。
- 新しいノードを選択し、[編集] をクリックします。
- コマンドのパラメータを入力します。
- [保存]をクリックします。
単一のコマンドまたはグループのみを実行する
チェーンを構築する際のテストと迅速な反復を容易にするために、チェーン内で単一のコマンドまたはコマンドグループを実行する事ができます。
- [チェーンビルダー] の [チェーン] タブで、チェーンのメニューから [実行] を選択します。
- 実行するコマンドまたはグループについては、[このコマンドを実行する] をクリックします。
- [チェーンを実行]をクリックします。
コマンドをスキップする
分岐ロジックを構築するには、またはチェーンの構築の一部として、特定の結果を強制するコマンドをスキップする必要が生じる場合があります。条件付きロジックを設定して、設定されたルールに基づいて特定の結果を自動的に返すこともできます。
- チェーンでは、コマンドのノードを選択して[編集] をクリックし、[スキップ] を選択します。
- スキップした際に、コマンドの情報 、警告 、またはエラー の結果を自動的に返すかどうかを選択します。
- 特定の条件が満たされた場合にのみコマンドをスキップするには、いつスキップするかを指定します。条件付きロジックを、ルールを追加するグループおよびルールのその他のグループとして作成し、それぞれを AND または OR ブールで結合します。
- スキップするためにすべての条件を満たす必要がある場合は、AND を選択します。
- スキップするために満たすべき条件が1つのみの場合は、OR を選択します。
様々なデータタイプに基づいてルールを追加する事ができます。
データ型 説明 文字列 2文字以上 整数型 任意の数値全体(10進数以外) 日付 任意の日付文字列または日付変数 フロート 任意の数値 JSON JavaScriptオブジェクト表記法。[変数変換]を使用してオブジェクトを解析する データがコマンドをスキップする基準を満たしているかどうかを確認するには、データを演算子と値とペアにします。
-
Is blank
またはIs not blank
Contains
-
正規表現の場合は
Matches RegExp
-
Starts with
またはEnds with
-
=
または!=
-
<
または>
-
<=
または>=
- [保存]をクリックします。
コマンドのエラー処理を管理する
コマンドのエラーを検出または無視するには、次の手順に従います。
- チェーンでは、コマンドのノードを選択して[編集] をクリックし、[エラー処理] を選択します。
- [エラーアクション]
- チェーン分岐ロジックに従うには、[チェーンを続行]を選択します。
- 問題を解決するためなど、チェーンを一時的に停止するには、[チェーンを停止]を選択します。問題が解決した後にチェーンを再起動するには、チェーン内のコマンドを選択して[再開]をクリックします。
- 完全にチェーンを停止するには[チェーンの終了]を選択します。
から、コマンドが失敗した場合にどうするかを選択します。 - 必要以上に時間がかかっている場合にコマンドを停止するには、[タイムアウトの条件]
- データソースが断続的または使用できない場合にコマンドを再試行するには、実行する再試行の回数と、試行の間に待機する秒数を入力します。
- [エラー条件] 、既存のフォルダを作成する際など、無視するエラー内容を選択します。
- 出力に基づいてコマンドのステータスを設定するには、[出力の解釈]から[追加する]をクリックし、ステータスを解釈するためのルール、またはルールのグループを定義します。例えば、[コマンド詳細]の出力の[ステータス]変数では、コマンドが成功したときに警告を表示するようにルールを設定することができます。
- [ログの解釈]で、特定の出力になるかどうかに基づいて、コマンドを失敗させるかどうかを選択します。
- 特定の出力に基づいてコマンドを 失敗させない ようにするには、[解釈しない]を選択します。
- 特定の出力が検出された際にコマンドを失敗させるには、[出力が検出された場合に失敗する]を選択し、検出する出力を入力します。
- 特定の出力が検出されない際にコマンドを失敗させるには、[出力が検出されない場合に失敗する]を選択し、検出する出力を入力します。
- [保存]をクリックします。
コマンドの出力を表示
[監視]
からCloudRunner経由で実行されたコマンドの出力をプレビューできます。- チェーンビルダーで、[モニター]からプレビューする出力で実行を開き、コマンドを選択します。
- [出力] タブでは、表示する出力の出力をプレビュー
注: GroundRunnerではなくCloudRunner経由で実行されたコマンドの出力のみをプレビューできます。
チェーンからコマンドを削除する
チェーンからコマンドを削除するには、そのノードをクリックして、[削除]
、さらに[削除]をクリックします。