テーブル内で複数のソースからデータを抽出する事ができます。以下のような例があります。
- 区切り値(DSV)ファイル
- ユーザーが閲覧権限を持つスプレッドシートのシート
- ユーザーが閲覧権限を持つクエリ結果
テーブルのデータを最新の内容に保つために、付加的なデータを追加したり、更新された情報でデータセットを置き換えることができます。テーブルでは、[データセット]パネルからデータセットの閲覧および管理を行う事ができます。
- [インポート済み]データセットは、正常に追加され、テーブルに表示されるデータです。
- [ステージング済み]データセットは、削除された場合や、正常にインポートするためには解決すべきエラーが存在する場合など、テーブルに表示されないデータが含まれます。
注:[データセット]パネルで特定のデータセットを検索するには、[フィルタ]をクリックし、名前で検索します。データセットを名前またはインポートの日付にしたがって昇順または降順に並べ替えることもできます。
ソースデータのベストプラクティス
データの整合性と拡張性を確保するには、テーブルにアップロードするソースデータについて、次のベストプラクティスに従ってください。
- データ内の各レコードを識別できるよう、アカウント番号やIDなどの静的且つ一意の識別子を保存します。名前やその他の識別子は認識しやすいかもしれませんが、時間の経過とともに変化する可能性があります。
- データセットの最初の行(ヘッダーの後)がデータを表していることを確認します。データセットをアップロードすると、Wdataは最初の行の値に基づいて列のデータ型を自動的に提案します。
- 通貨記号などの書式は保存しないでください。 Wdataでは、データがテーブルにアップロードされる際に、これらの書式は自動的に削除されます。
注: Decimal型の値をアップロードする際に、インポート済みの数値の形式を選択できます。
- 共同編集者がデータを小分けして効果的に詳細分析できるよう、最下位レベルのデータをアップロードします。
注: _filename
、_tags
、_timestamp
、または_userID
などを列IDとして使用しないでください。データの競合を回避するために、Wdataはインポート中にこれらのIDを持つ列を自動的にスキップします。
データセットを追加する
テーブル内でデータの追加や置換を行う際には、テーブルのオーナーは以下を実行します。
- DSVファイルをアップロードする
- Spreadsheetsからシートをインポートまたは接続する
- クエリ結果をインポートする
注:ソースの列がテーブルの列にマップされている場合、テーブルには異なるタイプの複数のデータセットを含めることができます。
テーブル内のデータを追加または置換する場合、所有者はテーブルの列にマッピングされる列を含む区切り値(DSV)ファイルをアップロードする事ができます。例えば、データをテーブルに追加したり、そのファイルを用いて既存のデータを更新したりする事が可能です。アップロードを正常に実行するには、次の手順に従って下さい。
- 最大 1G のDSVファイルを選択します。これには、カンマ区切り値(CSV)やタブ区切り値(TSV)などのファイルが含まれます。
- 数値フィールドは、ダッシュを含まないプレーンテキストでなければなりません。例えば、
-
ではなく0
を使用します。 yyyy-MM-dd
など、ファイル全体で一貫した日付形式を使用します。
注:アップロード時に、列ヘッダーの特殊文字はすべてアンダースコア( _
)に変換されます。
- Wdataのホーム画面からテーブルを開きます。
- [データセット]パネルから、ファイルを追加するか、別のデータセットをそのファイルに置き換えるかを選択します。
- ファイルをテーブルに追加するには、[データセットの追加]
- ファイルを使用して既存のデータセットを置き換える場合は、[置換]を選択し、データセットのメニューから[ファイルのアップロード]を選びます。
- ファイルをテーブルに追加するには、[データセットの追加]
- アップロードするファイルを参照して選択します。
- 目的のファイルで使用されている区切り文字を選択します。これには、カンマ(,)、タブ、セミコロン(;)、またはパイプ(|)などが含まれます。
- [列マッピングの表示]をクリックして、ファイルの各列がマッピングするテーブルの列を選択します。
- [日付]、[Timestamp型]、または[Decimal型]列について、インポート済みデータの形式を選択します。
- 組織がデータについて追跡するメタデータ(バージョンやデータソースなど)を含めるには、タグを追加して、その名前と値を選択します。
- [データを追加]をクリックします。
注:[データセット]パネルから、アップロードされたファイルに関する情報を閲覧する事ができます。アップロードが[ステージング済み]の場合は、[インポートエラーの表示]をクリックして、ファイルのアップロードに関し解決すべき問題を確認します。
テーブル内でデータの追加や置換を行う際には、テーブルのオーナーは以下を実行します。
- テーブルの列にマップされる列を持つスプレッドシートのシートから現在のデータをインポートします。例えば、データをテーブルに追加したり、既存のデータをシートで更新したりすることができます。
- テーブルの列にマップされる列にスプレッドシートのシートを接続し、そのシートの最新データを持つデータセットを更新するためのConnectionをリフレッシュします。
注:シートを一貫性のあるデータソースとして使用し、テーブルまたはスプレッドシートからデータセットを更新するには、[シートに接続]を選択します。それ以外の場合は、シートの現在のデータのスナップショットとして、シートをインポートします。
- Wdataのホーム画面からテーブルを開きます。
- [データセット]パネルから、シートを追加するか、別のデータセットをシートに置き換えるかを選択します。
- テーブルにシートを追加するには、[データセットの追加] をクリックして[スプレッドシート] を選択します。
- シートと既存のデータセットを置き換えるには、[置換] を選択し、データセットのメニューから[スプレッドシート] を選びます。
- テーブルにシートを追加するには、[データセットの追加] をクリックして[スプレッドシート] を選択します。
- 目的のスプレッドシート、およびデータのインポート元となるシートを選択して[次へ]をクリックします。
- 必要に応じてデータセットの名前を更新します。
注:デフォルトでは、データセットにはシートの名前が使用されます。
- 整合性を持つデータソースとしてシートを使用するには、[シートに接続]を選択します。
注:シートに接続すると、スプレッドシートまたはテーブルから接続を更新して、データセットをリフレッシュすることができます。シートの現在のデータのスナップショットのみをインポートするには、[シートに接続]をオフのままにします。
- クエリの各列がマップされるテーブルの列を選択し、各日付列とDecimal型列の書式設定を選択します。
注:デフォルトでは、スプレッドシートの日付列は ISO 8601 形式で表示されます。
- 組織がデータについて追跡するメタデータ(バージョンやデータソースなど)を含めるには、タグを追加して、その名前と値を選択します。
- [データを追加]をクリックします。
テーブル内のデータを追加または置換する場合、所有者は、テーブルの列にマッピングされる列を含むクエリ結果をインポートする事ができます。例えば、クエリを用いてレコードにおける特定のセグメントを識別したり、そのクエリ結果を用いて既存のデータを更新したりする事が可能です。
- Wdataのホーム画面からテーブルを開きます。
- [データセット]パネルから、結果を追加するか、別のデータセットを結果に置き換えるかを選択します。
- テーブルに結果を追加するには、[データセットの追加] をクリックし[クエリ] を選択します。
- 結果と既存のデータセットを置き換えるには、[置換] を選択し、さらにデータセットのメニューから[クエリ] を選択します。
- テーブルに結果を追加するには、[データセットの追加] をクリックし[クエリ] を選択します。
- インポートする結果を含むクエリを選択し、パラメータを設定して、[クエリを選択]をクリックします。
- クエリの各列がマップするテーブルの列を選択し、各日付列とDecimal型列の書式設定を選択します。
注:デフォルトでは、クエリの日付列は ISO 8601 形式で表示されます。
- 組織がデータについて追跡するメタデータ(バージョンやデータソースなど)を含めるには、タグを追加して、その名前と値を選択します。
- [インポート名]で、必要に応じてデータセットの名前を更新します。
- [データを追加]をクリックします。
接続されたスプレッドシートデータセットを更新する
接続されたスプレッドシートの最新のデータでテーブルを更新するには、[データセット]パネルで[更新]をクリックします。
注:更新時にスプレッドシートが使用できなくなった場合は、シートを選択してデータセットを置き換えることができます。
インポートされたデータセットを削除する
問題を解決する必要のある場合などインポートされたデータセットを[ステージング済み]に返すには[インポート解除]をデータセットパネルのデータセットメニューから選択し、[インポートの削除]をクリックします。
注:[データセット]パネルでは、複数のデータセットを選択できます。選択したデータセットは青いバーで表示されます。
データセットを削除すると、[ステージング済み]の状態に戻り、そのデータとタグはテーブルから削除されます。データをテーブルに戻す場合は、必要に応じてデータセットを再インポートする事もできます。
[ステージ済み]のデータセットを完全に削除するには、テーブルから削除します。
- データセットを完全に削除するには、メニューから[削除] を選択し、[ファイルを削除]をクリックします。
- すべての[ステージング済み]データセットを削除するには、[インポートの削除]をクリックし、[DELETE]と入力してから[削除]をクリックします。
ステージング済みのデータセットを再インポートする
データセットを削除した場合、またはデータセットがインポートエラーを返す場合は、[データセット]パネルに[ステージング済み]と表示されます。データを更新した後やエラーを解決した後など、データセットを再インポートするには、メニューから[インポート]を選択し、タグを追加して[データのインポート] をクリックします。