Rタグは、変更が適用された箇所をマークするためにファイリングドキュメントで使用されるタグです。これにより、修正されたファイリングにおける変更箇所をSECレビューアが素早く見つけることができます。
Rタグとは?
Rタグ、またはリビジョンタグは、ドキュメント内の変更箇所を示すためにレッドラインのタグ付けで使用されます。 EDGAR HTMLファイリングで使用されるRタグは、SECレビューアが変更箇所を特定する際に役立ちますが、公開HTMLドキュメントにはこのタグは表示されません。
SECは、修正済みのEDGARファイリングをレビューする際に、修正された内容を簡単に識別する目的でプレーンテキストモードで表示を行います。 EDGAR HTML、PDFエクスポート、およびWorkivaエディタ内ではRタグはマゼンタ色で強調表示されます。
Rタグはドキュメントの変更箇所をマークするために使用されるものであり、単語の下線や段落の中央揃えなどを含む書式設定を変更内容に適用するものではありません。さらに、タグは、単語、フレーズ、またはテーブルセルを個別にマークするのではなく、変更を含む段落またはテーブル全体を囲む必要があります。
Rタグを有効にする
Rタグを使用するには、最初にドキュメントのプロパティでRタグを有効にする必要があります。
Rタグを有効にするには、以下の手順に従って下さい。
- [ファイル]ツールバーから、[プロパティ] を選択します。
- [ドキュメントのプロパティ] を選択します。
- [基本設定 から、 [SECリビジョン(Rタグ)を許可する]をオンにします。このオプションが使用できない場合は、[タイプ]のドロップダウンからドキュメントタイプが選択されているかを確認してください。
注:ドキュメントオーナーがRタグを有効設定にすると、オーナーと編集者の両方がRタグをドキュメントに追加することができます。
Rタグの追加と削除
[レビュー] ツールバーまたは右クリックメニューのオプションを使用して、Rタグの追加や削除を実行できます。
Rタグを追加するには、以下の手順に従って下さい。
- Rタグでマークする内容を強調表示します。
- [レビュー]ツールバーから[Rタグ] 3をクリックします。右クリックしてメニューから[R-Tag]を選択することもできます。
- 選択した内容がマゼンタ色で強調表示されます。
Rタグは以下に適用できます。
- テキスト
- テーブル全体
- グラフ
- 画像
- リンク
- 修正記録
- 脚注
注:ヘッダー、フッター、または個々のテーブルセルにRタグを追加することはできません。
Rタグを削除するには、コンテンツを強調表示して[Rタグ] をツールバーからクリックします。右クリックしてメニューから[Rタグ]を選択することもできます。
[ビュー] のツールバーで、Rタグの強調表示部分の表示/非表示を切り替えることができます。
ドキュメントからすべてのRタグを削除するには、[タグをクリア] を選択します。現在選択されているテキスト、セクション、またはドキュメント全体のいずれかを、削除対象として選択します。
Rタグのエクスポート
PDFまたはEDGARにエクスポートする際には、Rタグの強調表示を含めるかどうかを選択することができます。
PDFエクスポートでRタグを表示設定にするには、以下の手順に従って下さい。
- [ファイル]のツールバーから、[名前を付けて保存] をクリックします。
- [PDF] を選択します。
- [詳細設定]で、[リビジョンタグ(Rタグ)の強調表示を含める]をクリックします。
EDGARエクスポートでRタグを表示設定にするには、以下の手順に従って下さい。
- [ファイル]のツールバーから、[名前を付けて保存] をクリックします。
- [EDGAR] を選択します。
- [詳細設定]で、[リビジョンタグ(Rタグ)の強調表示を含める]をクリックします。