このチェーンを使用すると、セキュアファイル転送プロトコル(SFTP)サーバーからテーブルにダウンロードされたデータセットを使い、テーブルを自動的に更新する事ができます。例えば、レコードのシステムからSFTPサーバーにファイルをエクスポートする場合、このチェーンを実行して、テーブルへのファイルのインポートを自動化できます。
必要となるもの
このチェーンを作成する前に、まず最初にチェーンを設定して、任意のソースのデータセットでテーブルを更新します 。
このチェーンを作成にあたり最初に必要とされるのは以下です。
- インポートするファイルを含むサーバー用に設定されたSFTPコネクタ
- 任意のファイルでテーブルを更新するチェーンを含める[実行チェーン]イベント
ステップ1:チェーンを作成する
- [チェーン]から、[構築]
- [セットアップ]で、チェーンとその意図を特定するのに役立つ一意の名前と説明を入力します。
- [変数]で、[追加]をクリックし、table_id の変数を入力します。
- [保存]をクリックします。
ステップ2:SFTPリストディレクトリコマンドを追加する
- [利用可能なBizApps]の選択肢から[SFTPコネクタ]を選択し、キャンバスに[ディレクトリを一覧表示]を移動させて[開始]します。
- [リストディレクトリ]を開くには、[ 編集 ]
をクリックします。 - [基本情報]で、コマンドの識別に役立つ一意の名前と説明を入力します。
- [ディレクトリ]には、リストにファイルまたはディレクトリの名前を入力します。複数のファイルまたはディレクトリを一覧表示するには、アスタリスク
*
をワイルドカード文字として使用します。 - [詳細レベル]で、[完全]を選択します。
- [保存]をクリックします。
ステップ3:ファイルをダウンロードしてテーブルを更新するためにコマンドグループを作成する
- [コマンドグループ] をクリックし、[コマンドグループ] をキャンバスへ移動させます。
- リンクを[開始]からグループの[In]へドラッグし、グループの[編集]
- [反復処理]を有効にし、[ディレクトリの一覧表示]からリモートファイルの出力を選択します。
- [保存]をクリックします。
- [利用可能なBizApps]の選択肢から[SFTPコネクタ]を選択し、キャンバスに[ファイルをダウンロード]を移動させます。
- [グループ開始] から[ファイルをダウンロード]へリンクをドラッグし、[編集]
をクリックして[ファイルをダウンロード]を選択します。 - [ファイル]には
.
を入力してリモートファイルの反復の変数を [グループイテレータ]の下に追加します。 - [保存]をクリックします。
- [イベント] をクリックし、[チェーンを実行] をキャンバスに移動します。
- [ファイルをダウンロード] から[チェーンを実行]へリンクをドラッグし、[編集]
をクリックして[チェーンを実行]を選択します。 - [基本情報]で、イベントの識別に役立つ一意の名前と説明を入力します。
- [実行するチェーン]で上記で作成したチェーンを選択して、任意のファイルでテーブルを更新する事ができます。
- [ファイルの接頭辞]に、新しいファイルで置き換えるデータセットの以前のバージョンを識別できるよう、接頭辞(sftp-data など)を入力します。
ヒント:データセットを置換するのではなく追加するためには、接頭辞に[Chain.ExecutionDateTime]の実行時変数を追加して、チェーンの実行時には必ず一意の値となるようにします。値を簡略化するには、
%m% Y
の書式で[日付/時刻の解析]の変数変換を適用します。 - [テーブル ID]の場合は、[チェーン]からテーブル IDの変数を選択します。
- [データ]セクションでは、[ファイルをダウンロード]から[ダウンロード済みのファイル]出力を選択します。
- [保存]をクリックします。
ステップ4:チェーンを最終確認する
チェーンを実行する手順は次の通りです。
- [チェーン設定]をクリックし、テーブルIDのチェーン変数の値としてテーブルのIDはを入力して[保存]をクリックします。
注:ブラウザのアドレスバーでは、テーブルIDは、テーブルのURL内で
tables/
の後に続く英数字の文字列を指します。 - [公開] 、[実行] 、[チェーンを実行]の順にクリックします。