デフォルトでは、クエリ結果はフラットでソートされていません。データの比較と分析を支援するために、次のことができます。
- 1つ以上のフィールドに基づいて、結果を昇順または降順で並べ替える。
- クロス集計レイアウトを使用して、選択したディメンションに基づいて結果を水平方向および垂直方向にグループ化し、COUNTやMAXなどの集計値を行または列に適用する。
たとえば、クエリの結果は、デフォルトではフラットな表形式のレイアウトで売データを提供します。
地域 | 売上高 | 会計年度 |
---|---|---|
北 | 100 | 2020 |
北 | 50 | 2020 |
南 | 100 | 2019年 |
南 | 250 | 2020 |
東 | 200 | 2019年 |
東 | 50 | 2019年 |
西 | 100 | 2019年 |
西 | 100 | 2020 |
クロス集計結果を使用して、データをレイアウトおよび要約して、各会計年度の各地域の総売上高を比較できます。
地域 | 2019年 | 2020 |
---|---|---|
東 | 250 | 0 |
北 | 0 | 150 |
南 | 100 | 250 |
西 | 100 | 100 |
クロス集計結果をレイアウトする
カテゴリデータの分析を簡易化するため、[ビルダー]または[SQL]のどちらかで行、列、および値を用い、結果をクロス集計としてレイアウトできます。
- クエリで、結果に含めるフィールドを追加します。
- ビルダーで、ソースフィールドと計算を[フィールド]タブに追加します。
- SQLでクエリのSQLを作成し、構文エラーが発生していないことを確認します。
SELECT
ステートメントの各フィールドについて、フィールドの名前と同じであっても、AS
ステートメントを使用してクロス集計レイアウトのヘッダーを指定します。例:SELECT field_name1 AS "alias", field_name2 AS "field_name2" FROM source_name
- [クロス集計]からパネルで、[クロス集計を有効にする]を選択し、結果にフィールドを表示する方法を指定します。
- この例の[地域]のように、値を垂直に表示するには、フィールドを[行]の下に残し、データを昇順または降順のどちらで並べ替えるかを選択します。
- この例の[会計年度]のように、値を水平に表示するには、フィールドを[行]から[列]に移動し、データを昇順で並べ替えるか降順で並べ替えるかを選択します。
- 比較内の値に計算を適用するには、そのフィールドを[行]から[値]に移動し、使用する集計(DISTINCTCOUNTやSUMなど)を選択します。値を総計として表示するには、[合計]で、値を行に表示するか列に表示するかを選択します。
注:結果から行を削除するには、クエリからそのフィールドを削除します。
- 結果をクロス集計レイアウトでプレビューするには、[クエリの実行 をクリックします。
- [保存] をクリックします。
フラットな結果をレイアウトする
デフォルトでは、クエリ結果はフラットレイアウトで表示されます。クロス集計結果をフラットレイアウトに戻すには、[レイアウト]パネルから[クロス集計を有効にする]の選択を解除します。
フラットな結果を並べ替える
デフォルトでは、クエリ結果は並べ替える前の状態で表示されます。[ビルダー]または[SQL]のいずれかで、1つ以上のフィールドに従って結果を昇順または降順で並べ替えることができます。
- [並べ替え]タブで、並べ替える必要のある各フィールドを[未ソート]から[ソート済み]に移動し、データを昇順または降順のどちらで並べ替えるかを選択します。
- 複数のフィールドに従って並べ替えを行う場合、[ソート済み]で、データを並べ替える順序にフィールドを並べ替えます。例えば、あるフィールドに従ってまず昇順で並べ替え、次に別のフィールドに従って降順で並べ替えることができます。
- [保存] をクリックします。
クエリのSQLステートメントを作成する際には、ORDER BY
キーワードを用いて昇順(ASC
)または降順( DESC
)のどちらでフィールドを並べ替えるかを指定します。(例:ORDER BY field_header ASC
)
複数のフィールドに従って並べ替えるには、ORDER BY field_header1 ASC, field_header2 DESC
のように、各フィールドをカンマで区切ります。