クエリのフィールドは、結果に表示される情報を定義します。クエリに含めるデータは[ソース]パネルから選択する事ができます。
- ソース列は、Workivaプラットフォーム内でアクセス可能なテーブルおよびスプレッドシートから直接データを提供します。クエリにソース列を追加すると、別のデータ型を使用したり、その値に対して計算を実行したりなど、結果にデータがどのように表示されるかを調整する事ができます。
- 計算は、複数のソース列に基づいて値を返します。例えば、複数のソース列の値を合計したり、値の文字列を連結したりするなどが挙げられます。
注:ソース列をクエリに追加するには、そのテーブルまたはシートへの閲覧者用アクセス権が最低限必要です。 [ソース]パネルの参照をスムーズに行うために、[すべて展開する]、または[すべて折りたたむ]をクリックして、すべての列を表示または非表示設定にします。特定のテーブルまたは列を検索するには、[フィルタを表示する]をクリックして名前で検索します。
クエリフィールドを定義する
特定の列または完全なソースをクエリ結果に追加するには、[ソース]パネルでそれらを選択し、[フィールドに追加]をクリックするか[フィールド]タブの下に移動させます。
クエリに列を追加したら、[フィールド]タブでその列を選択する事で、[フィールドプロパティ]の右パネルからその列のソース、ID、およびデータ型を確認できます。フィールド名またはデータがクエリ結果にどのように表示されるかを、このパネルで調整することもできます。
- フィールドのデータを明確にするために、[ヘッダー]の下に、クエリ結果に表示されるフィールドの名前を入力します。たとえば、クエリに異なるソースからの同じ名前の複数のフィールドが含まれている場合は、そのフィールドの名前を更新してコンテキストを追加します。
- 数値のテキストデータを10進数または整数に変換するなど、結果に別のデータ型を返すには、[キャスト型]から使用するデータ型を選択します。
注:タグ値は文字列として保存されます。タグを別のデータ型として使用するには、[キャスト型]から目的の型を選択します。
- 日付またはタイムスタンプの結果で日付が表示される方法を調整するには、[関数]で、表示する略語(日や四半期など)を選択します。または、カスタム形式の場合は、値の新しい形式のエクスプレッションを入力します( YYYY-mm の場合は
%Y-% m
など)。エクスプレッション 表示 %b
JanやDecなどの省略形の月名 %M
省略形でない月の名前(JanuaryやDecemberなど) %c
1桁または2桁の月の数値(1月は1、12月は12など) %m
2桁の月の数値(1月は01など) %D
1stや23rdなど、英語の接尾辞が付いた日付 %Y
4桁の年の数値 %y
2桁に省略された年 注:デフォルトでは、日付またはタイムスタンプは ISO 8601 形式で表示されます。
- [集計型]で、結果のフィールドの値の計算(または集計)を返すかどうかを選択します。たとえば、フィールドはそのレコードの数、またはその量の平均または合計を返すことができます。計算を実行するには、実行する集計を選択します。
集計 フィールドまたはキャスト型 結果 Sum of 数値 フィールドの値の合計 Count of すべて フィールドに値を持つレコードの総数 Max of 整数、数値、日付、タイムスタンプ フィールドの最大値または最も遅い値 Min of 整数、数値、日付、タイムスタンプ フィールドの最小値または最も早い値 Average of 整数、数値 フィールドの値の平均値 注:一意の値を持つレコードのみを計算に含めるには、[個別の集計を使用する]を選択します。
- [適用]をクリックします。
計算を定義する
計算では、以下を含むエクスプレッションを使用することで、複数のソース列に数式を自動的に適用できます。
- 列の値の合計を計算する
{1} + {2}
などの演算子 - 列の値の文字列を生成する
concat ({1}, {2})
などの関数
- [計算]を[ソース]パネルからクエリへ移動して、クエリ内で選択します。
- プロパティパネルの[ヘッダー]で、クエリ結果に計算の名前を表示する方法を入力します。
注:計算の別名を設定するには、その別名をヘッダーとして入力します。別名を設定するための
AS
を含む構文は、計算でサポートされていません。 - 計算に含める列を[ソース]パネルから[プロパティ]パネルの[含まれる列]の下に移動します。
ヒント:計算に列を含めるには、クエリで計算を選択し、[ソース]パネルの列の右クリックメニューから[計算に追加]を選択することもできます。
- [計算]で、演算子と関数 、および
{1} + {2}
などの割り当てられた数値トークンとして表されて含まれる列を使用して、計算する数式または計算するエクスプレッションを入力します。- 列の数値トークンを計算に素早く追加するには、[含まれる列]セクションでその名前をクリックします。
- 関数または演算子の構文を素早く追加するには、[計算]メニューから目的の構文を選択します。
- 計算でパラメータの値を参照するには、[パラメータ]メニューからパラメータを選択するか、
:ReportingPeriod
のようにコロンの後にパラメータの名前を入力します。注:パラメーターを追加するには、[パラメーター]メニューから[新しいパラメーターの作成]を選択します。
- [適用]をクリックします。
クエリフィールドと計算を配置する
クエリ結果にフィールドと計算がどのように表示されるかを定義するには、表示されるべき順序でそれらを配置します。 [フィールド]タブでクエリフィールドまたは計算を移動するには、適切な位置にドラッグするか、右クリックしてフィールドを上下に移動するか、またはフィールドの最上部または最下部に移動するかを選択します。
クエリフィールドまたは計算を複製する
別の集計や数式で使用する場合など、クエリフィールドまたは計算のコピーを作成するには、次の操作を行ないます。
- クエリの[フィールド]タブで、コピーするフィールドまたは計算を右クリックし、[フィールドの複製]を選択します。
[copied_fieldname]_copy
というヘッダーを持つ複製を選択し、ヘッダーと追加プロパティを[フィールドプロパティ]の右パネルで更新します。- [保存] をクリックします。
クエリフィールドまたは計算を削除する
クエリからフィールドまたは計算を削除するには、[フィールド]タブで、[消去] をクリックするか、フィールドを右クリックして[フィールドの削除]を選択します。