この記事の対象者:
- SEC
次世代版のWorkivaでは、ドキュメント内のXBRLとデータ品質の検証を通してXBRLの技術要件が満たされているかの確認が行われます。この要件は、SECによる許可、EDGARの一貫性、および会計ベースの精度を実現するために必要とされるものです。
XBRLを生成すると、WorkivaではドキュメントのXBRL検証とデータ品質を同時にチェックします。
XBRL検証
Workivaでは、XBRLを生成する際にドキュメント内のXBRLが以下の要件を満たしているかどうかの確認作業が行われます。
- XBRLの指定ルール
- SEC EDGAR ファイラー用マニュアルの要件
- FASB タクソノミアーキテクチャのベストプラクティス
これらを確認することにより、SECによるファイリングの受理を妨げる可能性のある問題がないかを調べることができます。
注: FASBタクソノミアーキテクチャのベストプラクティスに従うことにより、SECビューアにおけるファイリングの読みやすさが向上します。ただし、これらの確認事項は、SECによるファイリング受理の要件として指定されてはいません。
データ品質
[データ品質の検証] では、ビジネスと経理の観点から見たデータ情報の意味やXBRLモデリングにおいて求められる要件の確認が行われます。
例えば、この検証作業では間違った符号を持つ可能性のある値が識別されます。これは、SEC XBRLのファイリングにおいて最も一般的なエラーです。
Workivaでは、XBRLを生成する際にドキュメント内のデータが以下の要件を満たしているかどうかの確認作業が行われます。
- EDGARファイラーのルール
- データ品質委員会のガイダンスとルール
- 構文と意味のコンプライアンスとベストプラクティス
SECがこれらの問題の執行を拡大するにつれて、データ品質検証の重要性は高まり続けています。データ品質の検証では、対象分野の専門家、プロフェッショナルサービス、およびお客様のベストプラクティスを組み合わせたプロセスが採用されます。
その他、Workiva、XBRL.us、EDGAR Filer Manualルール、XBRL構文コンプライアンスの推奨するベストプラクティス、およびデータコンシューマーからの意見が参照されます。さらに、SECスタッフの考察やFASB(US GAAPタクソノミ)のベストプラクティスも使用されます。
正しいマークを付ける
修正する必要のない問題について警告が表示される場合があります。この場合、[正確な情報としてマークする(Mark Correct)] を使用して、今後の検証チェックで問題が発生しないようにすることができます。正確な情報としてマークされた問題は、対応するXBRLデータが変更されない限り、そのマークを保持します。
- 1
- [XBRL検証(XBRL Validations)] タブで、正確な情報としてマークするエラーを特定します。警告のみを表示するように検証をフィルタリングすると、目的の警告を見つけやすくなる場合があります。
- 2
- そのエラーのドロップダウンメニューを開き、[正確な情報としてマークする(Mark Correct)] をクリックします。
これにより、選択した警告の発生が将来の検証で表示されないことが保証されます。その警告の他のインスタンスは、ドキュメントで引き続き発生する可能性があります。