地域や期間などに基づいて、クエリ結果に含まれるレコードを制限するには、ビルダーモードでそのフィルタを定義する事ができます。以下に基づいて結果をフィルタリングできます。
- ソース列のデータ
- データセットのタグ値
- 複数の列のデータに適用される計算
注: SQLエディタで、クエリのフィルタをSQL構文として定義します。 SQLでパラメータを参照するには、コロン( :
) の後にその名前を入力します(例 :ReportingPeriod
)。
ソース列のデータに基づいてフィルタリングする
ソース列のデータに基づいて結果をフィルタリングするには、次の手順に従います。
- [ソース]の左パネルから、ソースをクエリに追加します 。
- 列を[フィルタ]タブに移動します。
- [フィールドプロパティ]パネルから、フィルタの値の型や形式を必要に応じて調整し、[適用]をクリックします。
- [タイプ]で、フィルタの値で使用するデータタイプを選択します。例えば、数値のテキストデータを整数としてフィルタリングするには、[整数]を選択します。
- 日付またはタイムスタンプをフィルタとする場合、[関数]でその値の書式設定を定義します。
- 日付やタイムスタンプを、日付や四半期などのみの表示に切り捨てるには、表示する単位を選択します。
- デフォルトの ISO 8601 以外の形式を使用するには、[カスタム形式]を選択し、新しい形式を選択します。独自の設定を行う場合は、[カスタム]を選択し、値の書式設定を定義して、[適用]をクリックします。
- [フィルタ]タブで、フィルタの演算子を選択します。
演算子 詳細 [Equal To]、[=]、[Not Equal To]、または[ !=] 文字、10進数、または整数の場合、列に正確な値が含まれているかどうかに基づいてレコードを照合します [On Date]または[Not On Date] 日付またはタイムスタンプの場合、列に正確な日付が含まれているかどうかに基づいてレコードを照合します [>]または[<] 10進数または整数の場合、列の値が特定の値より大きいか小さいかに基づいてレコードを照合します [After Date]または[Before Date] 日付またはタイムスタンプの場合、列の日付が特定の日付以前/以後のどちらであるかに基づいてレコードを照合します [>=]または[<=] 10進数または整数の場合、列に正確な値が含まれているかどうか、特定の値より大きいか小さいかに基づいてレコードを照合します [After or On Date]または[Before or On Date] 日付またはタイムスタンプの場合、列に正確な日付が含まれているか、または特定の日付以前/以後のどちらであるかに基づいてレコードを照合します [Like] 文字の場合は、ワイルドカードに基づいて、類似した列の値を持つレコードを照合します。例えば: -
%gland%
の場合は「gland」を含む任意の形式のレコードを返します( England、England's、glandなど。) -
_ngland
は、正確な位置に「ngland」を含むレコードを返します( 例:England を返すが、Rengland は返さない )。
[Is Null]または[Is Not Null] 列に値があるかどうかに基づいてレコードを照合します [Is In List]または[Is Not In List] 列にオプションのリストに含まれる値があるかどうかに基づいてレコードを照合します。この演算子を選択する場合は、[リストオプション ]で、各オプションをそれぞれの行に入力します。日付またはタイムスタンプの場合は、各オプションを YYYY-MM-dd
形式で入力します。注記: フィルタの条件として複数選択パラメータを使用するには、[リストに含まれる] または[リストに含まれない] を選択します。
-
- フィルターの値を選択し、[フィルタープロパティ] パネルから条件を設定します。
ソースのタグ値に基づいてフィルタリングする
組織では、バージョン、ソース、シナリオなど、テーブルのデータセットの詳細を追跡するタグを設定する事ができます。この詳細に基づいて結果をフィルタリングする手順は次の通りです。
- [ソース]の左パネルから、テーブルをクエリソースとして追加します。
- [タグ]を[フィルタ]タブに移動します。
- [フィールドプロパティ]パネルから、フィルタに使用するタグを選択して[適用]をクリックします。
- [フィルタ]タブで、フィルタの値を選択します。
- [フィルタプロパティ]パネルから、レコードのタグの値を選択して[適用]をクリックします。
複数の列データに適用される計算に基づくフィルター
複数の列に適用された計算に基づいて結果をフィルタリングするには、次の式を含む数式を設定します。
- 列の値の合計を計算する
{1} + {2}
などの演算子 - 列の値の文字列を生成する
concat ({1}, {2})
などの関数
- [ソース]の左パネルから、計算に含めるソースをクエリに追加します 。
- [計算]を[ソース]パネルから[フィルタ]タブに移動します。
- [フィールドプロパティ] のパネルから、[含まれる列]をクリックし、数式で使用するソース列を選択します。
- [計算]で、SQL演算子と関数を使用して、計算する数式またはエクスプレッションを入力します。数式では、含まれる列を、割り当てられた数値トークンとして表します。(例:
{1} + {2}
など)注:列の数値トークンを計算に素早く追加するには、[含まれる列]セクションでその名前をクリックします。
- [適用]をクリックします。
- [フィルタ]タブで、フィルタの値を選択し、[フィルタのプロパティ]パネルから、整数や10進数など、フィルタの値で使用するデータ型を選択します。
- 含めるレコードの基準を定義し、[適用]をクリックします。
- 静的な値に基づいてレコードを含めるには、[値]フィールドに入力します。
- リアルタイムで小分けして詳細分析したデータなど、クエリの実行時にパラメータに基づいて動的に値を設定するには、[パラメータ]をクリックしてパラメータを選択するか、[新しいパラメータを作成]をクリックして パラメータを追加します。
フィルタの数式を調整する
デフォルトでは、クエリはすべてのフィルタの基準を満たすレコードに一致します。フィルタの組み合わせに一致するレコードを照合するには、[フィルタ]タブの数式バーで[AND
]および[OR
]演算子を使用してフィルタの累積基準を定義します。
- フィルタをグループ化するには、
({1} AND {2}) OR ({3} AND {4})
のように括弧で囲みます。 - 2つのフィルタまたはグループの両方にレコードを一致させるには、それらを
AND
で区切ります({1} AND {2}
など)。 - 2つのフィルタまたはグループのいずれかにレコードを一致させるには、それらを
OR
で区切ります({2} OR {3}
など)。