テーブルとは、スプレッドシートに似たスケーラブルで操作の簡単なデータベースと考えてください。テーブルを使用すると、ファイルのアップロード、チェーン、API統合などを通じて、複数のソースからのデータをキュレートすることができます。情報の意図に基づいて、ファクトまたはディメンションテーブルを作成できます。
- ファクトテーブルには、一般的に、総勘定元帳のエントリやその他のトランザクションデータなど、時間の経過に伴い構築される情報が含まれます。
- ディメンションテーブルには、部門ごとのロールアップや、年度会計の日付などのマッピングに使用される小規模なデータセットなど、リレーショナルな情報が含まれます。
テーブルを作成したら、参照メモや日付の追跡などを目的に、複数のデータセットを含めたり列を追加したりすることができます。 Wdataホームからテーブルを表示および管理するには 、[テーブル]タブを選択します。
注: Wdataホームの[すべて]タブのフォルダー内にあるテーブルを表示するには、[テーブル]タブを選択し、テーブルの行にカーソルを合わせて、[ソースに移動]をクリックします 。
テーブルを作成する
テーブルを作成する際は、その列または スキーマを定義します。データセットをテーブルに追加すると、そのデータはテーブルの列にマッピングされます。スキーマを設定するには、含める列(別のデータソースからエクスポートしたものなど)を含むファイルをアップロードするか、個々の列の詳細を手動で追加します。
ステップ1:テーブルを作成する
- [作成]
- テーブルとその意図を識別しやすくするために、名前と説明を入力します。
- ファクトテーブルとディメンションテーブルのどちらを作成するかを選択します。
注:テーブルを作成した後で[テーブルプロパティ]のパネルから名前、説明、またはタイプを編集することができます。
- テーブルの保存先のフォルダを選択します。そのテーブルをルートに保存するには、[フォルダの選択なし]を選択します。
ステップ2:テーブルの列を定義する
テーブルの列を定義する方法には、次のようなものがあります。
- 区切り文字で区切られた値ファイル(追加する列を含める)をアップロードします
- 名前、ID、およびデータ型に基づいて、含める列を追加する。
ファイルから列をアップロードするには:
- アップロードするデータを含むファイルを参照して選択します。
- ファイルの値を区切るために使用する区切り文字を選択します。—カンマ(、)タブ、セミコロン(;)、またはパイプ(|)など。
- テーブル用のファイル内のデータを確認するには、[ファイルプレビュー]をクリックします。
- 必要に応じて、各列の名前、説明、ID、またはデータ型を編集します。下記のような例が挙げられます。
- 列のデータと意図を明確にするために、ヘッダー名、説明、またはIDを編集する。
- テーブルで数値テキストデータを10進数または整数として使用するには、列のタイプを更新する。列のタイプを変更する場合は、実際のデータに対応していることを確認する。
注:列の名前を編集すると、テーブルでのヘッダーの表示方法のみが更新されます。列のIDは、アップロードされたファイルのヘッダーと同じものになります。
- [インポート形式]で、インポート済みの日付、Timestamp型、およびDecimal型の形式を選択します。
- [日付]と[Timestamp型]列ごとに、インポート済みデータの表示方法を選択します。
- [Decimal型]の列ごとに、データの数値形式を選択します。
- ディメンション テーブルの場合、重複を防ぐために、
ID
などの一意の識別子を持つ列の[キー]を選択します。複数の値を組み合わせて一意の識別子にするには、その列の[キー]を選択します。 - 列がテーブルに表示される順序を調整します。列の位置を調整するには、列を上下に動かす、または、最上部か最下部のいずれかに移動するオプションをメニューから選択します。
注:アップロードされた列をテーブルに含めないようにするには、[列を削除]をクリックします 。
列を手動で追加するには、[列を追加]をクリックして詳細を入力します。
- 列のデータと意図を識別しやすくするには、ヘッダー名、説明、IDを入力します。
- テーブル内で、10進数または整数として数値テキストデータを使用する場合などは、列のデータ型を選択します。
注:必ず、適切なデータ型を選択してください。例えば、時間追跡計算を有効にするには、月の追跡に使用される列で[10進数]を選択します。列を追加した後でデータ型を変更する場合には、すべてのデータセットのインポートを解除する必要があります。
- [インポート形式]で、インポート済みの日付、Timestamp型、およびDecimal型の形式を選択します。
- [日付]と[Timestamp型]列ごとに、インポート済みデータの表示方法を選択します。
- 各[Decimal型]列ごとに、データで小数点にピリオド(.)を使用するかコンマ(,)を使用するかを選択します。
- ディメンション テーブルの場合、重複を防ぐために、
ID
などの一意の識別子を持つ列の[キー]を選択します。複数の値を組み合わせて一意の識別子にするには、その列の[キー]を選択します。 - 他の列内で列の位置を調整するには、列を上下に動かす、または、最上部か最下部のいずれかに移動するオプションをメニューから選択します。
ステップ3:データをアップロードして権限を設定する
- テーブルの列を設定したら、[テーブルを作成]をクリックします。
- アップロードされたファイルマップからのデータを正しく確認し、組織が追跡するすべてのタグと値をデータセットに適用し、[データの追加]をクリックします。
- テーブルにデータを追加するには、[データセット]の右側のパネルで[データの追加]データセットをアップロードします 。 をクリックし、
- テーブルを他のユーザーと共有するには、[権限]をクリックし、 各共同編集者に与える権限を選択します 。
既存のテーブルから別のテーブルを作成する
任意のテーブルと同一の、または類似した列を持つ別のテーブルを作成する場合は、既存のテーブルのコピーを作成します。
- [ホーム]から、テーブルのメニューを開いて[コピー]を選択します。
- テーブルとその意図を識別しやすくするために、名前と説明を入力します。
- テーブルの保存先のフォルダを選択します。そのテーブルをルートに保存するには、[フォルダの選択なし]を選択します。
- [テーブルを保存]をクリックします。
- テーブルの列を編集し、必要に応じてデータセットを追加します。
- [保存] をクリックします。
テーブルを開く
Wdataのホーム画面から、テーブルの作成日や最終変更日などを含むテーブルの詳細を[すべて]または[テーブル]タブで確認できます。データセットや従属クエリなど、選択したテーブルに関する追加情報は、[詳細]パネルから確認することができます。テーブルを開くには、その行をダブルクリックするか、メニューから[開く]を選択します。
テーブルのデータをプレビューする
テーブルを開くと、その列の詳細は表示されますが、データセットのデータは表示されません。データセットのデータを表示するには、テーブルのプレビューを行ないます。
- テーブルから、ツールバー上で[プレビュー]をクリックする。
- Wdataのホーム画面からテーブルのメニューを開き、[プレビュー]を選択する。
他のワークスペースとテーブルを共有する
他のワークスペースの所有者によるテーブルの閲覧やクエリでの使用を可能にするため、テーブルを共有することができます。テーブルを共有する場合、そのデータの編集はすべてネイティブのワークスペースで行う必要があります。
注: どのテーブルが他のワークスペースに共有されているかは、Wdataのホーム画面から確認することができます。
- Wdataのホーム画面からテーブルのメニューを開き、[共有]を選択します。
- テーブルの共有先のワークスペースを選択します。
- [アクセスを許可] をクリックします。