説明
この関数を使うと、数値を指定した桁数に切り捨てることができる。チェーンで支える。
TRUNCは、四捨五入せずに数値の小数部分を削除する。小数点以下の桁を削除したり、数値の整数部分を抽出したりするのに便利である。
注: TRUNCはROUND関数と異なり、TRUNCは常にゼロに向かって切り捨てるが、ROUNDは指定された小数点以下の桁数に基づいて切り上げまたは切り捨てる。
構文
TRUNC(number, [num_digits])
インプット
この関数は以下の引数を受け付ける:
名称 | 必須 | 説明 | 有効入力 |
---|---|---|---|
数値 |
はい | 切り捨てたい数字。 | 実数、実数を含むセルへの参照、またはこれらのいずれかになる数式。 |
数字 |
いいえ | 切り捨てる桁数。 | 整数、整数を含むセルへの参照、またはこれらのいずれかを返す数式。 省略された場合は0として扱われる。 |
例
サンプルデータ
A | B |
---|---|
号 | 説明 |
3.14159 | 円周率 |
-2.718 | ネガティブe |
1234.5678 | 多数 |
0.00123 | 少数 |
サンプルフォーミュラ
数式 | 説明 | 結果 |
---|---|---|
=TRUNC(A2) |
円周率を整数に切り捨てる。 | 3 |
=TRUNC(A2, 2) |
円周率を小数点以下2桁で切り捨てる。 | 3.14 |
=TRUNC(A3) |
負の e を整数に切り捨てる。 | -2 |
=TRUNC(A4, -2) |
大きな数値を数百に切り捨てる。 | 1200 |
=TRUNC(A5, 4) |
小さな数値を小数点以下4桁で切り捨てる。 | 0.0012 |
メモ
- TRUNCは、数値が正であろうと負であろうと、常にゼロに向かって切り捨てられる。
- num_digitsが0より大きい場合、TRUNCは指定された小数点以下の桁数まで切り捨てる。
- num_digitsが0または省略された場合、TRUNCは整数に切り捨てられる。
- num_digitsが負の場合、TRUNCは小数点以下の桁を切り捨てる。
- TRUNCは数値を丸めるのではなく、単に指定された桁を削除するだけである。
ヒント
- 丸めずに小数点以下の桁数を削除する必要がある場合は、TRUNCを使用する。
- TRUNCは、小数のセントを捨てたい財務計算で役に立つ。
- TRUNC をINT やMOD のような他の関数と組み合わせると、より複雑な数値操作が可能になる。
- TRUNCとROUND の違いを認識し、ニーズに合った適切な機能を選択すること。
- 異なる方法で数値を丸める必要がある場合は、他の丸め関数(関連関数 にリンクされている)の使用を検討してください。